メディスンウーマンに出会う

昔ながらのタイパンツを愛用してます。

ぶかぶかの胴回りの布を着物のように体に沿わせ、折り畳んで紐で結びます。その日のからだに合わせて纏える自由でラフな感じ、紐を下腹できゅっと結ぶところも気に入っています。タイ本国で買ったペラペラの薄い綿のものは夏の暑さにちょうどよく、冬も下にスパッツを重ね履きして、洗濯機で回しまくること数年。そろそろ新しいものがほしいと思っていたところに。

 

クラフト市が近くの公園で開催され、作家さんのタイパンツを見つけました。麻やリネンの張りのある手触りもいいし、何より仕立て?というか縫製がきれい。細い紐の端っこや紐を通す穴の隅っこの部分までとにかく、細部のどこを見ても同じトーンの丁寧な手仕事。

 

購入してさっそく履いてみるとなんとも気持ちよく、スキッとするのです。

「縫製には自信があります」

気負いなくお話されていたけど、納得のいく心地良い仕上がりに至るまでの妥協のなさみたいなものを通過した、その先にあるものを内包した感じが伝わってきます。

 

薬を飲むのを服用というのは、昔はそのひとの体調や疾患部位ごとに薬草を染み込ませた布を着せたことから、という説があるそうです。今でも茜は婦人科系にいい、とか染め物を生活に取り入れているひともいますね。

 

ほしいものが手に入った嬉しさだけでなく、彼女の矜恃みたいなものが仕立てと縫い目に染めぬかれているみたいで、メディスンウーマンにタイパンツを処方されたような気分になりました。

 

わたしが身につけているものは

体や心の動きにどう関わっているんだろう