
音楽の素養全くナシですが、無性に歌いたくなる時があります。しかも誰かとハモるやつ。難しいのはムリなので、童謡や唱歌の2部合唱を you tube で検索して、まどかさんを相手に練習しています。
アルトの聴き慣れないメロディを、まどかさんのソプラノとハモれるようになるまでが、新しいスキルを身につけるプロセス、自分の軸をキープしつつ人との新たな関わりを作るプロセスみたいで、自分を面白く観察しています。
1)アルトパートのメロディをまず一通り覚える
2)ほかの音とか刺激が入ってきても、最後まで歌えるようにする
3)まどかさんのソプラノと合わせる。
ここで、たいがい振り出しに戻る。「覚えた!歌える!」と思っても、いざ一緒だと、つられるつられる。つられるどころか、分からなくなる。「まだ自分のものになっていない」不確かさをものすごく体感する。
4)自分のメロディ・リズムに立ち返り、刺激が外から入ってきても自分の声に集中することを意識して練習する
5)相手の声が聴こえるなかで、自分のメロディを歌う。だんだん安定して歌えるようになる
6)相手と自分の声の2つが別々に聴こえる段階から、相手の声とブレンドされた状態が「新しい曲」みたいに記憶されていく
7)相手の声、自分の声、ブレンドされた声が同時に聴こえて、それをチューニングしていく。相手の息づかいが自然にわかってシンクロするみたい
という素人ながらの感じなんですが、専門に音楽、合唱をやっているかた、歌ができあがっていくプロセスってどんな感じですか?
日常生活で誰かとの関係でイラっとしたり、モヤっと違和感があるとき、ひとに流されてしまったときの自分を、このプロセスのどこかになぞらえてみたりします。
自分を貫く・人につられる・引き込まれる
人に合わせる・人と合わせる・人と合う
さらに「する・される」のどちらからも自由になる
コミュケーションってなんだろう
写真は仕事前にことばをかわす2人。
姿勢や手足の動きもあれこれと、やりとりしているように見えました。