祭りの音と体

無形文化財の「獅子狂言」で有名な、上松町の若宮神社例祭の様子です。

これは奉納のあと、参詣道の山道をお神楽がおりていくところ。

子気味いい太鼓の音や、みんなが移動していくのに合わせて、

中学生が笛を鳴らしながら一緒に下り進んでいきます。

 

この地域では、小学低学年からお祭りの太鼓や笛、お獅子の舞を定期的に習い、お祭り直前には、近くの公民館で「芸ざらい」という名の催しで練習の成果を披露しています。

 

足元の悪いかなりの山道を難なく、何気ない様子で笛を演奏し続けながら降りていくのは、実は身体的にものすごいこと。

 

今どきのお年頃中学生で、仲良しが集まって話をしている姿は微笑ましくもあり、そんな彼女たちが笛を吹きながらさらりと険しい山道を降りていく姿のそのカッコよさと言ったら!

伝統芸能を受け継ぎ、そしてそれを支える身体性を身に付けていること。

体の奥に養われていくものを垣間見たようでした。