養生あるき その4

言葉にすることを躊躇していました

もともと言葉にしきれないものであることを知っているし

何か目に見える結果を探しに行かない、

取りに行かない、なにもしない

という前提もある

 

自分の言葉で表すことで別の何かになってしまわないか

こわくてなかなか言葉にできなかったのです。

 

でも、世界のどこかでこれを受け取りたい人がいるかもしれないし

受け取ってもらえたらうれしい。

もちろん受け取らない自由もあるなあと。

 

だから、ことばにしてみようと思います。



ある日の赤沢 養生あるき のことです

 

ゆっくりじっくり森をあるき

その日その時の心地よさで森と自分がなじむころ

ひのきの大樹の下で横たわります

 

木漏れ陽のきらめきと影

川のせせらぎ

森林鉄道の汽笛

ひろこさんのクリスタルボウルの音

鳥の声

虫の羽音

通り抜ける風

わたしの鼓動

音があることでそこにある静寂に気づく

 

森のいのち

木々のいのち

わたしのいのちが

重なりひろがり澄みわたる あはひ

 

見えないけれどそこにある

からだから気づく本当のねがいと祈り

すみわたるおとのなみのまにまに